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12.さあ大阪に帰ろう。また、春に行くからね

11月15日(金)、天気、晴れ。

昨日、今日の朝の8時半に、タクシーを予約していました。正確には、予約した筈。

予約した時に、「eight past half tomorrow morning」と言わなければいけない所を「eight and half tomorrow morning 」と言い、かつ隣に居た次男が、カウンターの上にあった「乗り合いタクシー」のパンフを指さした。
フロントマンは「乗り合いタクシー、朝8時」と理解したようです。

朝、8時10分にフロントから電話、取っても相手が出ないので、フロントに下りると、既にタクシーが来てると言う。   なんで、なんで、えらいこっちゃ、慌て飛び出ると、相乗りのタクシー、既に中には4人ばかりが乗っているではないか。
大ブーイング・・・・

運転手さんが、皆様に謝っている。本当に申し訳ない事をしました。当日に必ずフロントで確認すべきですね。普通のタクシーだと、40€ぐらいですが、乗り合いタクシーだと14€です。3人以上だと普通のタクシーの方が得。我々のホテルから、2ヶ所のホテルを回り、7人でシャルルドゴール空港へ。40分程度で到着。

我々が一番、最後に降ろされました。この空港、広いのです。行き先によって入口が全然違うのです。

帰りの飛行機は、パリからアムステルダムまではエールフランス航空、アムステルダムから関空まではKLM航空です。
さあ、チェックインしなければ。チェックインカウンターは?
我々の今までの慣習ではチェックインカウンターでパスポートを見せれば搭乗券を発券してくれる筈。

なんの、なんの、省力化、システム化されています。自動チェックインなのです。

「地球の歩き方」P455に小さく「エールフランス航空の場合、自動チェックイン機(日本語表示あり)で搭乗券を発券してからカウンターで荷物を預ける」と書いてあります。

この自動チェックイン機、うっとおしいです。チケット予約番号を入力して、次にパスポートを挿入口に入れます。が、日本のパスポートが入らないのです。なんと、チェックイン機は2種類あります。我々は日本のパスポートは入らない機械の前で悪戦苦闘。2種類、あると分かってからも悪戦苦闘。次男のパスポートはREADしましたが、私のパスポートは吐き出して来ました。

こうなったら、カウンターに行って騒ぐしかありません。

カウンターで騒いで発券してもらったのが下の搭乗券です。パリからアムステルダムは、座席番号20Eが記載されています。
シャルルドゴール空港11:40発、スキポール空港12:55着。
飛行機はエアバス318です。130人乗り。エールフランス航空で一番、小さい飛行機です。でも、内装は同型機種のボーイング737よりは、しっかりしていました。

天気は、良好、快適に飛行し、気分良くスキポール空港に着きました。

貰った搭乗券、アムステルダムから関空までは、座席番号の所が「SBY」。
なんですか「SBY」って、座席番号がないのに、飛行機に乗れるの?
スキポール空港の中を歩きながら、心配になって来ました。案内デスクに、次男の免税申請場所とこのチケットについて尋ねます。チケットについては、ボーダリングカウンターで座席を取ってくれ、心配しないでいい、との返答。
免税申請場所は、あっちの方~、全然、分かりません。

次男が長男にメールで、この事態を連絡していました。
その返答、「それはな、ダブルブッキングしてるよ。愛想よくしていれば、1つ上のクラスに乗せてくれるかも。席が無かったら、飛行機、変更されるかも。ヨーロッパでは、そんなんしょっちゅうだよ。」

たまたま、来て、「しょっちゅう」なんかに遭遇したら、たまらん。ボーダーリングデスクに突撃・・・・

ボーダーリングデスクに、チケットを渡しながら、「この飛行機に乗れるの?」と聞いたら、「大丈夫です。外で待っていて下さい。時間が来たら呼びますから。」でした。

14:40 スキポール空港発です。
ボーダリングが始まりました。どんどん、乗客が入って行きます。この飛行機、ボーイング777-200は来た時の飛行機777-300よりも100人程度乗れる人数が少ないのです。

いらいらしながら待っていると、警備のおじさんが二人来て、私が持っていたバッグを開けろと言う。開けても、なんにも入ってないで、汚れた下着が入ってるだけやで・・・

「これは、この飛行機に乗れないかもわからんな。成田行きの飛行機になったりして。ドバイ経由の飛行機になるかな?まあ、いいか。帰れることは帰れるやろ。」なんて、次男に言ったら、
「おっさん、我々はいいけど、その際、預けた荷物はどうなるねん。関空へ行きよるで・・・完全に荷物、迷子になるで・・・パリで荷物、預けた時になんか言うてたんよね。」
そう、お土産がトランクにいっぱい詰めてあるのです。

また、警備のおっちゃんが来て、「あなたは、ここで何をしているのですか?」と尋ねてくるから、「あのね、チケットがダブルブッキングしていて、ボーダリングデスクのお姉さんがここで待ってなさい、と言ったから、ここにおるねん。」と頭に来て怒鳴ったら、「失礼しました」って退散してくれました。

どんどん、乗客が飛行機に乗って行きます。しかし、こんな経験、初めてや。なんか物凄く惨めな気持になります。

SBY」とは、スタンバイと言うことで、その意味は「キャンセル待ちが出るのを待っていて下さい。」と言う事です。

長男が、「出発飛行機が確定していたら、インターネットでチェックインだけしておく方がいいよ。」なんて言ってたのを思い出しました。そうなんです、時代はどんどん変化しているのです。

インターネットと言う化物は留まる事なく、加速しながら走っているのです。我々を置き去りにして・・・

我々の名前が呼ばれました。それ、行け・・ボーダリングデスクへ・・・座席番号が付いた搭乗券が手に入りました。

さあ帰ろう・・日本へ・・大阪へ・・ オ ルヴォワール・ア ビヤント!!

2013年12月31日