TOPページへ

9.パリの街角(その6)

11月12日:この日、ここまでで歩いた距離、15.3km。
昨日、長男夫婦と晩飯を一緒にし、とんでもないものを食べさしてしまったお詫びに、今日の晩飯も我々が良い所を探して招待しますよ。と言う事になっていたのです。

旅本を見ていても、近くには適当なレストランなんて載ってません。よくもまあ、あんな事、言ったもんだ。この街、まだ全然わかってないのに。
こうなったら、ホテルのフロントのお姉さんに聞こう。それしかない。
ホテルのお姉さんに聞きました。
「今日の夜、レストランを予約したいのですが、お薦めのお店ありますか?」
  「フレンチ?」
「そう、フレンチ」
下の名刺をくれました。お店の名前が「La Cour...」「La Cour」は、中庭、校庭、宮廷という意味、「...」は、何を意味してるのやろ?

しかし、こんなの貰っても、電話のかけかたわからんし、あかん・・できへん・・・
「私のかわりに予約をしてくれませんか?4人で、午後8時45分で!」
「マダム~・・・・。」とかなんとか言って、予約してくれました。
次は場所。名刺の住所だけでは、行ける筈ないやん。彼女に地図を書いてもらいました。下の右の写真です。
「ホテルから一般道への出口が2つあるけれど、右の門をくぐって出るのよ。真っ直ぐに行ったら駄目ですよ。通りに出たら3本目の交差点を左に、そしたら直ぐにあるわ。」でした。

下の地図の左のポイントはホテルの位置、右が行くべきレストランの位置。手書きと実際の地図の相違点、ありますよね。行き止まりの道なんてないし、かなり異なっています。日は暮れて道は暗くなって来てるし、探すの苦労しました。最後は次男が見つけました。さあ、準備は出来た。あとはホテルで長男夫婦を待つのみ。

レストランには、8時45分に行くと言ってあるので、長男には8:30にホテルに来てくれとメールする。

8:30、来ないですね。8:40、来た。
「8:30、言うたやろ。」
どどどっと、レストランへ。

予約の時からのあせりが継続中、席につく時にコートの裾をローソク灯りに引っ掛けて壊す。
「すんません・・すんません」
日本でもお店で、よく物を壊していましたが、パリに来てまで、同じ事を、ああ情けない。

メニューが出て来ました。始めはフランス語の、次に英語のメニュー。英語のメニューが出されたのはこの店が初めてでした。私はここに辿り着くまでにかなり疲れています。みなさんにおまかせ・・・


これは、私のentre。驚いたですね、左の白いの「焼きカマ
ンベールチーズ」なんです。美味しかった。


これは長男のentre。グリーンの下はフォアグラの筈。

このランプを壊したのです。

これは私のplats。フランス料理的でないフライドポテト。

フランス料理的でないフライドポテトがここも。
 

この店、値段も手頃、パーフェクトなフランス料理ではないと思いますが、日本人の好みに合っているような気がします。
フランスパンが出なかった。その代わりにフライドポテト。全体的には、美味しかったです。今日は食べ過ぎた!!