10.パリの街角(その7)
11月13日:本日も天気は晴れ。昨年と異なり、パリに来てからづっといい天気が続いています。今日は、はぐれて「お前が悪い。」を避けるために、各々が別行動。もう、パリにもだいぶ慣れて来ているので一人で行動しても大丈夫でしょう。朝食後、次男から地下鉄の切符、2枚貰って、ホテルを出る。今日の主目的は、次回来る時に行きたい場所の「コメディフランセーズ」、「クレイジーホース」の事前見学。何処にあって、入場料がいくらで、何をやってるか?「コメディフランセーズ」は時間があれば入る予定。それと、次回来た時にお世話になるつもりの「マイ・バス」の場所。「マイ・バス」はパリ発の現地ツアーをやってる会社です。
本日の前半の行程は下の図のとおりです。
まずは、ホテルを出て、近くのパッサージュ・デ・パノラマへ。このパッサージュはモンマルトル通りのオペラ方向に向かって左側にあります。入口は、本当に狭い路地、早く歩いていると簡単に見逃してしまいます。
パッサージュの入口です。狭いでしょう。大体、見逃しま す。 |
レストランやら、いろんな専門店が並んでます。 |
こんな古切手屋さんがありました。日本では、もう見かけ なくなりましたね。中学生の頃(1960年代)にはよく 買いに行ったり、売りに行ったりしたものです。 |
日本の切手まで、売っていました。1949年~1991 年の切手と書いてます。 |
LOT JAPON ANIMAUX COTE 372 Px 125euroと書かれてあります。日本の動物の切手、相場 は372euro、販売価格は125euroと書かれてます。全部で30枚 ぐらいかな。日本ではもうこんな値段はついていません。 |
オペラからオペラ通りを南に下って、パレ・ロワイヤルの横を通って日本語で書かれた看板の「JUNKU堂書店」へ。この左に「JTBのツアーデスク」、右に「マイ・バス」があります。この街筋には日本語の看板を掲げたお店が結構あります。
オペラからここに至る途中、小用をもよおし、途中のモノポリに入ってトイレを探しましたが、見つけられず、本当におろおろしましたが、JTBのツアーデスクに飛び込んで事なきを得ました。
正面が「JUNKU堂書店」、その左にJTBのツアーデスク、 右にマイ・バスがあります。 |
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横が「JUNKU堂書店」、その先がマイ・バス 現地ツアーは、大体、ここからバスが出ます。 |
日本のコンビニにはほとんどトイレが設置されており、街中を完全にカバーしています。本当に大層便利なものです。日本的感覚でパリの街を歩いていると、「トイレ」に困る時がありますね。
JTBのツアーデスクに行くと、まず名前を聞かれました。
名前を言うとコンピューターで確認しています。私がパリに居る事が分かるようになっているのです。これは、結構、心強いと言うか、安心します。何かあれば、ここに駆け込めばいいのです。
JTBのツアーデスクの女性と話をしました。
「昨日、地下鉄でスリに会いましたよ。撃退したけれど。。やっぱ、おるんやね?」
「それは、若い女性の連中ですか?」
「違う・・違う・・おっさんですよ。パリで危ない所は何処なのですか?」
「そう、夜は何処でも危ないですよ。特にモンマルトルの右側地区は昼間でも危ないですから行かないように。」
とのことでした。モンマルトルの右側つうのは19区のことですね。
さて、探し物がなかなか見つかりません。コメディーフランセーズです。この近くのはずなのですが、こちらですよ、という標識もあったのですが、ついに見つけることが出来ませんでした。これは、私が想像していた劇場のスタイルと現物が多分、大きくかけ離れていたことなんでしょう。日本に帰って来てからグーグルのストリートビューで見たのですが、入り口は本当にささやか、パレ・ロワイヤルの建物に入っているのです。この前を何回も通ったような気がします。次回の楽しみにしておきます。
忘れないように掲載しておきます。コメディフランセーズのホームページです。⇒La Comedie-Francaise
ホームページには、1年間の演目が記載されています。
ちなみに、調べてみると、
2015年の3月29日、14:30~「Le Songe d'une nuit d'ete」(夏の夜の夢)シェークスピア。ここらあたりがわかり易くて良さそうかも?
料金は、カテゴリーAが41?、Bが28?、Cが13?。
左の写真は「パリ・ナビ」さんからお借りしたコメディー・フランセーズの入口です。しかし、こんなのあったかなあ??いや~っ、こんなの無かったよ。。。 |
気を取り直して、また、この界隈をうろうろと歩きます。相変わらず、地図もなく、只々、歩きながら、何か面白いものないかなあと探索・・・全く、非効率。
St Roch churchです。 |
むこうに見えるのがマドレーヌ寺院です。 |
パリの子供達です。本当に街の中でよく見かけます。 校外学習ですね。 |
ここいらの道は、うろうろしているといつの間にかコンコルド広場に出てしまいます。昨日、来た所ではないか!!
また、来ましたよ。コンコルド広場です。 |
シャンゼリゼ大通りの入口です。クリスマスマーケット の準備が進んでいます。来週からオープンなんです。 残念!! |
クリスマスマーケットの準備中の店舗。 vin chaud(hot wine)なんて、看板が見えます。 |
シャンゼリゼ通りの傍にあるグラン・パレです。 |
グラン・パレ国立ギャラリーの催し物の看板です。 丁度、この時は右側が「北斎」の展示会が 左側が「PARIS PHOTO」が行われていました。 「北斎」が10月1日~1月18日まで 「PARIS PHOTO」が11月19日~2月15日まで、 結構、長い間開催されているのです。 |
PARIS PHOTOの入口。 |
パリに来たならば、シャンゼリゼ通りを歩かなければ。この通りは何故かうきうきとする通りです。「オーシャンゼリゼ」と言う歌で刷り込まれている事もあるとは思うのですが、ブランド店が軒を連ね、有名ホテルがあり華やかです。この通りは僅かの傾斜があり、凱旋門の方へ登っています。従って、上下ともに遠くまで見通せるのです。この視界の良さが、より開放的な気分にさせるのです。
昨年、行ったムール貝レストランの「Leon」 テントの色が昨年のグリーンからブルーに変わってまし た。 |
ルイヴィトン本店のクリスマスディスプレイ。 昨年よりかは地味な感じ。昼間だからかな?? |
凱旋門を望みます。 |
さて、ルイヴィトン本店の角を曲がり、セーヌ川の方に下ります。私の頭の中の地図ではこの通りに「クレイジーホース」がある筈。
アメリカン・カテドラル・イン・パリの塔が見えて来ます。 |
アメリカン・カテドラル・イン・パリ。 |
「クレイジーホース」どこにもないです。ないです。セーヌ川に出てきてしまいました。この景色は・・・確か・・・昨日も見た。
そうなんです。市場見学で降り立ったアルマ・マルソウの駅の傍なのです。
アルマ・マルソウ駅近くからのエッフェル塔。 |
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上の地図はシャンゼリゼ通りからうろうろした道程です。そう、「クレイジーホース」の前を2回も通っていたのです。なんで見つけられなかったの?
さあ??
忘れないように、クレイジーホースのWEBサイトはこちらです。⇒クレージーホース
メトロのアルマ・マルソウ駅からお土産を買うために、オペラに戻ろうとして地下鉄のホームに入ったのですが、なかなか電車が来ない。そのうちに放送でなんか言ってる。ホームにいた客達は去り始めた。これは電車が来ないんだな、と思って改札口に戻り、おばさんの駅員さんに
「どうしたの、なんで電車が来ないのですか?」
「わからないのよ・・」とおばさん。
「それじゃ、この切符、新しいのに交換して下さい。」
と言ったら、切符の裏にスタンプを押してくれました。
えっ、このスタンプだけでまた使えるの?電子的に使用済の刻印がもうされてるんだよ。嘘でしょう。。。
と言うことで、また歩きでクレジーホースの前を通ってシャンゼリゼに戻ったのです。
シャンゼリゼ通りにあるフランクリン・D・ルーズベルト駅からメトロに乗る時、先ほどのスタンプを押してもらった切符を使おうとしたら、全く使えず。やっぱりでした・・・・
何処かの駅の窓口で替える事が出来るのでしょうが、そんな場所は分かる筈ないです。
駅員さんが居る入口ならば、これを見せればいいのでしょうが、なにせこのメトロ1号線は自動運転なのです。駅員さんもいません。
もう1枚、残ってるのでそれを使おうとしたら、これも駄目。なぬ、貰った2枚の切符の1枚は使用済み・・おのれ!!
さて、これからは、残りの僅かの時間でお土産物を買うのです。
まずは日本で買うのが困難、且つ極めて高くなっている食料品のハム、チーズ、バター。
ギャラリー・ラファイエットに行ったら、昨年、あった所に食料品フロアーがない。仕方ないから、プランタンに行く。ここでも、見つけられない。
あせりながら、撮ったプランタンのクリスマスディスプレイ。
あせりながら探し回っている最中、ギャラリー・ラファイエットで小用をもよおし、
「Where is a restroom?」って、案内係の女性に聞くと、首を横にして、「なに?」って顔をしている。
別の人を連れて来たので、また、同じように言っても、「わからない」って顔をする。
この英語、USAで十分に通じたのですぞ・・・これは、あかんわ!!
「Ou est la toilette?」上下、てんぱった起死回生のフランス語。
相手は笑って、有料トイレの場所を教えてくれました。
後日、この話をしたら、「それは、おまえの発音が悪いからだよ。Rの発音が旨くできてないのよ。」なんて言われましたが、本当にそうなのかな?
食料品売り場は、昨年と場所が変わっていて、道路の反対側の別棟にありました。さて、まずは上さんから頼まれた、「フランス・パリ風のペーパーナプキン」を探す。男にとってあまり関わりのなかった物を探すのは大変なんです。
ようやく、見つけて3.7?の、3つレジに持って行きました。
「コンビヤン」と尋ねると、担当の女性がなにやらぶつぶつ言いながら計算して「バンティ・アン(21)」なんて言うから、
「えっ!!嘘でしょう。」のフランス語が出てこないので。
もう日本語「嘘でしょう!」と
小銭を手の平に出すと、11?と1セント適当に選んでくれたと思う。なにせ、老眼が入ってくるとユーロコインの1?と2?のコイン、見分けが付かないのです。
彼女の計算の仕方。多分、3.7×3で、まず3×3、次に7×3、これが21と聞こえたのでしょう。ここいらは定かではありません。私の聞き間違いかもわかりません。
この後、お目当てのエシュレのバター、今回は塩分入りと無塩両方、どっさりと買いましたぞ。なんでこれに執着するかと言うと、美味しいのは当然ですが、大阪阪急デパートの地下2階にエシュレのお店があり、そこの値段を見てびっくり。パリでの値段の3倍以上。チーズは黒箱のカマンベールと三角箱の牛と山羊のナチュラルチーズ。それと、サラミソーセージ。これらは色んな種類があるので、本当に楽しいのです。
ホテルには先に買い物を終えた次男が帰ってました。「貰った切符、1枚は使えなかったで・・・」
さあ、これからが、また一仕事なのです。エアーフランスは出発時刻の30時間前からオンラインチェックインができるのです。明日の飛行機が12:30発だから、もう、チェックインできる時間になっているのです。
次男の持ってきたタブレットで出来る筈です。エアーフランスのWEBサイトを開いて、既に登録しておいた、ユーザー名とパスワードを入力してチェックインページを開きます。座席図が出て来ます。
前方は大方、埋まってるけれど、後ろのスペースの通路側に結構、まだ空きがあります。前後の通路側を予約します。
搭乗券が現れます。さて、これをアウトプットしなければ。でも、手元にはプリンターなんてありません。
ホテルのフロントでプリンターを借りよう、と相談に行きました。
フロントのお姉さんが、ホテルの名刺をくれました。「ホテルのメールアドレスに添付ファイルで送って下さい。」と言う。
頭、いい。パーフェクト。
搭乗券が手に入った。これで、昨年のような苦労を空港でしなくてもいい。
今日、昼飯食べるの忘れてるで・・。昨日、食べ過ぎているから、お腹が減らなかったのでしょう。
晩飯は、また「entry」や「plats」と尋ねられるの嫌やから、ここはファーストフードやな。おお、ピザ・ピザ。。。
しかし、今日もよく歩きました。歩行距離14.6km。
晩飯の後、交差点を渡り損ねて中央で。怖かったで。 |
昨年、あの変な靴を買ってしまったお店「NAO」、まだ ありました。あの靴はドライビングシューズだろうという 知人の意見です。 |